後悔日誌

深夜テンションで書くブログ。航海日誌ではない。

【小ネタ】アイドルを怒られない程度で金融機関に喩えてみる(書きかけ)

 Twitterで展開したネタを蒸し返すことにした。Twitter投稿から熟考を重ねているので、内容の差異についてはご容赦いただきたい。

 なお、私は「中の人」でもないし「中の人」であったこともないので、多少の粗相は予め目を瞑っていただきたい。

 

 

 

 

 アイドルグループの説明を中心としつつ、引用機能と脚注で各金融機関の説明を補っていきたい。なお、本来なら文字色で補いたいところだが、各FGのコーポレートカラー(MUFG:MUFGレッドみずほ:コズミックブルーSMFG:若草色SMTH:フューチャーブルー)と重なることを避けたいので、この処置とする。正直に言って「面倒くさい」。

 各フィンシャル・グループ(FG)ないしホールディングス(HD)、銀行(BK)、証券(SC)、信託銀行(TB)を表す略称は積極的に使用したい(さもないと固有名詞のオンパレードになる)。

AKB48グループ:三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG*1 )

 名前を知らない人は存在しないレベルの「圧倒的な存在感」。ただし認知度が高いからといって、必ずしもファンが多いかというと微妙。アジアに積極的展開を見せているのが特徴。「社長」とでも言うべき総監督は横山由依

MUFG三菱東京UFJ銀行ほか4社*2を中核とする持株会社。旧三菱銀行・旧東京銀行の「三菱東京フィナンシャル・グループ」と旧三和銀行・旧三和銀行の「UFJホールディングス」が合併して成立した。

代表執行役会長はかつての三和銀行出身者が務めるが、社名に「三菱」を冠する通り、実権はかつての三菱銀行が握っている。

MUFGはタイのアユタヤ銀行を完全子会社化したほか、フィリピンのセキュリティバンクの株式取得により持分法適用会社とした。また、2018年にもインドネシアのダナモン銀行の株式を取得する見通し。

AKB48:三菱東京UFJ銀行(BTMU*3 ) 本店

 グループの中核を成す存在。 東京のみならず、日本全国に強い影響力を保持する。日本人にとって「アイドルと言えば」「銀行と言えば」という代表格。

 元メンバーの指原莉乃が相変わらず大きな顔をしているのもBTMUのガバナンス体制を想起させる。各部門の独立性が強いのも特徴。「頭取」とでも言うべき総監督は横山由依

MUFGの中核を成す都市銀行三菱銀行東京銀行の「東京三菱銀行」と三和銀行東海銀行の「UFJ銀行」が合併して成立。かつての「東京銀行」要素を排除して「三菱UFJ銀行」に改称を予定している*4

「堅実経営」が特徴的だが、役員OBによる「相談役」が取締役会にすら優越してしまう*5社風には金融庁も眉をひそめる*6

東京・名古屋・大阪の三大都市圏を中心に全国的な支店網を有するが、進出していない県も多々ある*7。個人顧客との取引(リテール)よりも三菱グループを始めとする法人との取引(ホールセール)に強い*8

メガバンク系FG(MUFGSMFG、みずほFG)では時価総額が最大。

www.nikkei.com

AKB48 チームA:三菱東京UFJ銀行 東京営業部・営業第一本部・営業第二本部ほか

 各支店における筆頭格。優秀なメンバーが集まる。「営業第一本部長(常務執行役員)」ないし「営業第二本部長(常務執行役員)」とでも言うべきキャプテンは岡部麟。

銀行において「営業第○部」と呼ばれる部門は「ナンバー部」と呼ばれ、大企業や官公庁への法人営業を担当する優秀な部署の一つ。

AKB48 チームK:三菱東京UFJ銀行 投資銀行部門(ソリューション本部ほか)

体育会系組織。いろいろと壊れている人が多い。「ソリューション本部長(常務執行役員)とでも言うべきキャプテンは峯岸みなみ

ただでさえ「体育会系」の銀行で、最もハードな部署の一つ。

AKB48 チームB:三菱東京UFJ銀行 リテール部門

一般人のイメージを反映した組織。

リテール顧客(個人顧客)を対象にした組織。「銀行」と聞いて一般人がイメージする部分。

NGT48:三菱東京UFJ銀行 新潟支店・新潟支社

他グループほど独立性が強くなく、AKB48の一部という印象が強い。

「新潟支店長」とでも言うべきキャプテンは北原里英だが、柏木由紀が本店から「担当役員」として派遣されている。

SKE48:三菱東京UFJ銀行 名古屋営業部・名古屋営業本部(旧東海銀行)

 名古屋に本拠地を置きつつ、3番手(あるいはそれ以下)として君臨している存在。なおBTMU名古屋営業部は栄区ではなく中区に所在している。「名古屋営業本部長(常務執行役員)」とでも言うべきリーダーは斉藤真木子。ただし、実際は「副頭取(中部駐在)」とでも言うべき松井珠理奈がトップ。

東海銀行はかつて存在した地方銀行で、名古屋経済圏を支えていた。地方銀行ではあったものの一目置かれ、都市銀行にも匹敵する存在感だったとされる。

三和銀行(当時)主導の経営統合によって「UFJ銀行」になった後に、東京三菱銀行(当時)とも経営統合することで三菱東京UFJ銀行の一部になった。

BTMU名古屋営業部が置かれているのは東海銀行本店が入居していたビル(名古屋市中区)である。

BTMU副頭取(中部駐在)のポストは東海銀行出身者の指定席。

NMB48:三菱東京UFJ銀行 大阪営業部・大阪営業本部(旧三和銀行)

 大阪に本拠地を置きつつ、2番手として君臨している。なおBTMU大阪営業部は中央区難波ではなく北区堂島浜に所在している。「大阪営業本部長(常務執行役員)」ないし「副頭取(西日本駐在)」とでも言うべきキャプテンは山本彩

三和銀行はかつて存在した都市銀行地方銀行から都市銀行に「成り上がった」歴史を持つ。

UFJ銀行」に至る東海銀行との経営統合を主導したものの、東京三菱銀行(当時)と経営統合することで三菱東京UFJ銀行の一部になった。

MUFG代表執行役会長とBTMU副頭取(西日本駐在)のポストは三和銀行出身者の指定席。

SDN48:旧東京銀行(BoT*9 )

 東京に拠点を置いていたものの、現在ではほとんど原形を留めていない。

唯一の「外国為替銀行*10」として創業していた銀行。

三菱銀行(当時)と合併して「東京三菱銀行」、持株会社として「三菱東京フィナンシャル・グループ」を形成した。 

AKB48 チーム8:三菱UFJ信託銀行(MUTB)

もはや母体(BTMU・AKB48)と別組織。運用や組織体系も異なる。ただし資本関係や業務上の連携は当然にある。

MUFGの信託銀行。BTMUは普通銀行に対してこちらは信託業務を担う信託銀行。

BNK48:アユタヤ銀行

 タイ・バンコクに拠点を置く。

タイの大手銀行。MUFGが完全子会社化。

MNL48:セキュリティバンク

 フィリピンに拠点を置く。

フィリピンの大手銀行。MUFGの持分法適用会社。

なおセキュリティバンクはマニラではなくマニラ首都圏のマカティに本部を持つ。

JKT48:バンク・ヌサンタラ・パラヒャンガン

 ジャカルタに本拠地を置く。

インドネシアの中堅銀行。BTMUとアコム(ともにMUFG傘下)が買収。アコムの連結子会社であり、BTMUの持分法適用会社。

Bank Nusantara Parahyanganで「BNP」と略されるが、BNPパリバ*11とは関係ない。

TPE48:台北富邦フィナンシャルホールディングス

 台北に本拠地を置く。

台湾の大手銀行。MUFGシンジケートローンやトレジャリー業務、ファクタリング等において業務提携。

HKT48, STU48:不明

 ふくおかフィナンシャルグループないし福岡銀行MUFGとの資本関係がないためHKT48と相当させず。第四銀行北越銀行も同様の理由でNGT48と相当させていない*12STU48も同様。

坂道シリーズ:三井住友フィナンシャルグループ(SMFG*13 )

 [AKB48, MUFG]に匹敵する人たち。

SMFG三井住友銀行SMBC日興証券を中核とする持株会社。中核子会社のSMBCの前身行の一つ、太陽神戸銀行が関西に地盤を有していたことや、関西アーバン銀行みなと銀行といった第二地方銀行を擁することから関西圏での影響力が強い。

また、SMBCのみならずSMBC日興証券も強く、三大証券会社の一角を占める。

乃木坂46:SMBC日興証券

 組織内部の競争が激しく、EXITするメンバーも一定数いる。ただし、当初は目立たなかったメンバーが後になってから輝くこともある組織でもある。とはいえ若くから活躍するメンバーにも富む。結局は「人材の種類が豊富」。

SMFGに属する証券会社。「SMBC」を冠するもののSMBCTBとは異なり、SMBC子会社ではなくSMFG子会社。三大証券会社の一角を占める。

 後述のSMBCフレンド証券に比べてホールセール*14投資銀行業務*15に注力している。

乃木坂46 3期生:SMBCフレンド証券

 いずれ[乃木坂46, SMBC日興証券]に一体化されていく存在。 

SMFGに属する証券会社。「SMBC」を冠するもののSMBCTBとは異なり、SMBC子会社ではなくSMFG子会社。

 前述のSMBC日興証券に比べてリテール*16に注力している。

 2018年にSMBC日興証券との統合を予定している。

SMBC日興証券との合併にともなう重要なお知らせ | SMBCフレンド証券

欅坂46:三井住友銀行(SMBC*17 )

 イメージカラー(コーポレートカラー)は緑色。

 業界でも稀なほど「強い」組織。たまに問題を起こすのと、組織内部に鬱積するメンバーの不満を解消できるかがカギ。我が強い路線が特徴的。

 SONYにとっては重要な存在。

メガバンクの一角を占める銀行。

メガバンク3行で最も「体育会系気質が強い」と言われる。

ちなみにSONYのメインバンクはSMBC

けやき坂46:SMBC信託銀行(SMBCTB*18 )

 イメージカラー(コーポレートカラー)は緑色。

 親元と間違われることが多々あるが、一応は別組織。ただし相互に顧客ネットワークを活用したり業務効率化を図ったりしているのも特徴。

 内部の雰囲気はグローバルなところもある。

「PRESTIA」のブランドで展開する信託銀行。SMBCの子会社。*19*20

ソシエテジェネラル信託銀行*21SMBCが買収して現社名に変更。

資産規模は小さいものの、シティバンク銀行*22のリテール事業をSMFGが買収したり、SMBC日興証券三井住友カードとのシナジーにより急成長を遂げている。

もともとがソシエテジェネラル信託銀行であり、シティバンク銀行の事業も買収していることから、日系企業のような社風とも言い切れないという。

 

 

途中まで書いて面倒くさくなってきた。気が向いたら書き足したり更新したりしたい。

*1:Mitsubishi UFJ Financial Group

*2:三菱東京UFJ銀行(BTMU)、三菱UFJ信託銀行(MUTB)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)、三菱UFJリース(MUL)、三菱UFJニコス(MUN)

*3:The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ

*4:実際は「MUFG銀行」にしようとしていたものの、後述の"院政"により却下されたとの説もある

*5:"院政"とすら揶揄され、小山田前BTMU頭取の退任騒動の裏には相談役との対立があったとされる

*6:MUFGは顧問・相談役の見直しを始めたとの報道もある

*7:青森、秋田、山形、長野、山梨、富山、福井、島根、鳥取、愛媛、高知、佐賀、大分、宮崎、鹿児島、沖縄にはATMコーナーすら置いていない

*8:したがって本社機能の集中する東京をはじめ、名古屋や大阪といった都市圏に支店が多い

*9:The Bank of Tokyo

*10:規制緩和の一環として外国為替銀行法が廃止され、当該区分はなくなった

*11:BNP Paribas; フランス最大にして欧州最大の金融機関

*12:ただし、NGT48は第四銀行のイメージキャラクターとして起用されている

*13:Sumitomo Mitsui Financial Group

*14:法人や機関投資家を対象にした業務

*15:Investment Banking:IB; 市場での資金調達やIPO(株式公開)支援、M&A仲介・アドバイザー、事業再生といった企業の財務活動を支えるほか、自社での株式・債券取引による収益拡大、業界や企業の調査分析などの金融専門職的業務の総称

*16:個人や中小企業を対象とした小口取引

*17:Sumitomo Mitsui Banking Corporation

*18:SMBC Trust Bank

*19:MUTBはMUFG子会社:BTMUと組織上は対等

*20:みずほTBはみずほFG子会社:みずほBKと組織上は対等

*21:ソシエテ・ジェネラル(フランスの大手銀行)の傘下だった

*22:米国 シティ・グループ傘下のシティバンク日本法人として設立された銀行