欅坂46『風に吹かれても』スーツ衣装を考察してみる
欅坂46の5thシングルとなる『風に吹かれても』のMVが先日、Youtubeで公開された。
尾内貴美香氏が担当した衣装は「黒スーツ」を模したそれであった。
欅坂46の10/25発売5thシングル「風に吹かれても」のビジュアルが公開になってます〜👏🏻✨かなりメンズライクなスーツを作らせていただきました〜色々楽しみにしていただけたら嬉しいです🙌🏻✨ありがとうございました🙆✨✨
— kimika onai (@kimikatrock) 2017年9月28日
シングルスーツで2つボタンと、スタンダードなメンズスーツかと思いきや、いろいろと凝っている。
サスペンダーが目につくが、チェックポケットやスクエアカットといった特徴にも富む。MVをよく見てみると、サイドベンツのようだ。革靴のヒールが高いことが気になるが、アイドルのダンス衣装でもあることを考えれば許容範囲だろう。
そこで、この凝ったスーツをメンバー画像とともに掘り下げていきたい。
メンズスーツを女性メンバーが着るというので、「ボタンは左右どちらになるのだろう」と思ったら、ジャケットのボタンはレディースジャケットと同じく左側に付くようだ。ちなみにこのボタン、布地でコーティングされた「くるみボタン」のようだ。
しかし、よく見てみると、シャツのボタンは右側に付いている。つまりシャツはメンズシャツなのだ。
黒一色のネクタイは喪服を彷彿とさせるが、さらに悪い事に「ディンプルがない*2」。ディンプルはスーツを着こなす上で肝心で、これがないネクタイはまさに「画竜点睛を欠く」。
センターの平手友梨奈を見てみよう。
守屋茜では髪に隠れて見えなかったラペルが、「剣襟」とも呼ばれるピークドラペルであることが分かる。上衿だけ素材のが異なり、光沢のあるものを使っているようだ。シルクかとも思ったが、さすがにアイドルの衣装に使うとは考えにくい。
平手ほか多くのメンバーに対して、一部メンバーはノッチドラペルのようだ。
どうやらメンバーごとにスーツのカスタムが異なるようだ。
さらに長沢菜々香の袖をよく見てみると、袖ボタンは5つのようだ。袖ボタンは出身地を示すようで、5つボタンはウェールズ出身という意味だそうだが、果たして……?
いずれもラペルにフラワーポケットがないことが気になるが、レディースジャケットだと考えればしっくり来る。メンズライクなスーツだというリリースは何だったのか気になるものの……。
ちなみに握手会にスーツで赴こうとしているファンもいるようだが、高校生や大学生が慣れていないスーツを着たところで裏目に出ること請け合いなので推奨はしない。
どうしても期待ならスーツについて徹底的に研究してからにすることをオススメする。
なお、私の考察や観察では不十分だと思うので、界隈に生息する「スーツ警察」の皆様からのご意見やご指摘を待ちたい。